ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス 120S
「Z120LDS」の凄まじいキャスタビリティに重心移動・保持システム「HGS」がついに融合。
【サイレントウェイトオシレートPLUSシステム+HGS】
12cmクラスミノー最高峰のキャスタビリティを誇る「ショアラインシャイナーZ バーティス120F」をベースに、サーフや磯からの超遠投ゲームに特化した、スローシンキングチューンモデル。潜行レンジは約50cm~約140cm。アベレージ70.8m、最大75mのキャスタビリティを実証(当社テストによる)。
■キャスタビリティをさらに昇華させたスローシンキング仕様
実用的なレスポンス、扱い易さといった基本性能の維持をギリギリまで見極めた末、フローティングモデルの120Fに対し+1gのウエイトアップながら、その圧倒的なキャスタビリティのアップがその数字以上に体感できる。荒天下、逆風状況においても圧倒的なキャスタビリティを誇り、従来攻略不可能であったその先のポイントへのミノーによるアプローチを実現。レスポンス性能、アピール性能では120Fに一歩譲るものの、荒天時におけるそのアドバンテージは大きな武器となる。
■HGS(ホールドグラビティシステム)」採用
「Z120LDS」には未搭載であった、メインウエイトを簡易的にホールドする「HGS」を搭載。キャスト時の遠心力でワイヤーに乗ってタングステンウエイトが後端まで移動。リトリーブ開始でメインウエイトが前方へ移動し、前端部のホールドパーツによって保持されることで、リバーゲーム等の潮流が強い状況下におけるアクション安定性能の向上と、ドリフト・アクション後のポーズ時においてもスイム姿勢を維持し、バイトに持ち込むことが可能。
●タイプ : スローシンキング ●サイズ : 120mm ●標準自重 : 20g ●潜行レンジ : 約50cm~140cm
●フック仕様 : ST-46 #5トレブル ●アクション : タイトウォブンロール
カラーバリエーション
チャートバックパール |
不夜城 |
ライトニング |
レーザーマイワシ |
3Dバーニングイワシ |
カタクチレッドベリー |
クラッシュナイト |
バーニング |
ヒラメキス |
ヒラメピンクイワシ |
ヒラメピンクマーブル |
ライブヒラメイワシ |
「Z120LDS」の凄まじいキャスタビリティに重心移動・保持システム「HGS」がついに融合。
ショアラインシャイナーシリーズ。ソルトルアーシーンを黎明期から現在まで牽引し続けるモンスターミノーである。発売当初、その品番は、R40・R50といった具合に銘打たれていた。その意味するところは飛距離。R50なら50mレンジといった具合に、当時のタックルを用いて飛ばせる飛距離を示していたのである。その時代の50mは、ひとつの達成点ともいうべき、驚きの飛距離だった。つまるところショアラインシャイナーとは、強烈なまでに飛距離を意識したミノーの系譜であり、もちろん、現在においても、誰にも負けたくないし、負けるつもりもない。そして2015年。誕生から四半世紀。ショアラインシャイナーのスタンダード・シリーズは再び生まれ変わる。ショアラインシャイナーZ・バーティス―頂点へと。「バーティス」という名前は、ショアラインシャイナーの誇りと夢が込められている。【vertex=最高点、頂上、山頂】がバーティスの由来である。最長の飛距離。最良のアクション。最上のカラー。すべては最高の釣果のために。
圧倒的な飛距離を生み出す源としては、やはり重心移動システムに言及せざるをえないだろう。バーティスに搭載されるのは、当時ダイワが開発し特許となった、ボディ内を貫くワイヤー上を貫通ウエイトが移動するサイレント・ウエイト・オシレート・システムの進化系、「サイレント・ウエイト・オシレート・PLUSシステム」である。ショアラインシャイナーシリーズに脈々と受け継がれるこの重心移動の基礎構造は、2つの大きな特長を持つ。
1.滑らかに動作することで、安定的な飛距離を出せること。
2.ウエイトボール移動型の重心移動機構は、アクション時にボディ内壁にウエイトボールが当たり、ゴトゴトとラトル音が発生する。これを徹底排除した、シーバスをスプークさせない極めてサイレントなシステムであること。
この優れた基礎構造を残しつつ、更なる進化を続けてきたのが、ショアラインシャイナーの「飛びの系譜」であり、それはバーティスへ連綿と繋がっているのだ。
バーティスにはさらに「HGS」というシステムが搭載される。これはホールドグラビティシステム、つまり、アクション開始と同時に貫通ウエイトを所定位置にホールドするシステムのことである。HGSを搭載すると、波や流れに揉まれたり、アングラーがルアーにアクションを付けたときに、ウエイトが後部にスライドしにくくなる。これにより姿勢がつねに一定に保たれ、泳ぎも極めて破綻しづらくなった。バーティスシリーズは、ド派手なパフォーマンスで諸兄の目を惹くタイプのミノーではないだろう。けれども、ダイワミノーのど真ん中、ベーシックとして、一年を通してすべてのシーバスフィールドで高いレベルの性能と揺るがない芯を持ったミノーとして在り続ける。