タックルハウス(TACKLE HOUSE) Tuned K-TEN TKGS135 135mm/32g

TKGS135
タックルハウス TKGS135 135mm/32g

これまでK-TENシリーズでは手をつけてこなかった「シンキング専用設計ミノー」です
従来のフローティングとして設計したミノーにウェイトを追加したシンキングタイプのミノーでは限界の生じる「泳ぎ」について、全てのシーンで手に入れることを目標に開発しました。
市場には既にたくさん同スペックに近いミノーやシンペンがありますから、バリエーションを増やすため、またフローティングが主体のK-TEN系を補うために各局面で特異な性質を付与しました。どれも完成されたフローティングミノー(K2F等)には不可能なことです。
◆Type : シンキング ◆Size : 135mm ◆Weight : 32g
◆HOOK : カルティバ ST-46 #2 ◆RING : #4

タックルハウス(TACKLE HOUSE) Tuned K-TEN TKGS135 135mm/32g

定価:
3,300円(税込)
価格:

2,970円 (税込)

[ポイント還元 59ポイント~]
カラー:
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カラーバリエーション

101
パールレッドヘッド

102
SH・レッドヘッド

103
パールチャート

104
SH・チャート
/オレンジベリー

105
SHピンク

109
HG・レインボー

111
SH・イワシ

112
SH・イワシ
/レッドベリー

113
S・コノシロ

115
クリアHG
・ピンクヘッド

#MN1
(初回限定カラー)

#MN2
(初回限定カラー)


どのような性質を持つのか説明するにあたって、まずリトリーブ速度別に4つのフェーズと番外に分けて簡単に説明し、その後各フェーズごとに深掘りした説明を加えていきたいと思います。
フェーズ1 極低速~低速
極低速でルアーの姿勢が尻下がりの間はローリングして多少フラツキがあるぐらいです。ボディが真っ直ぐなので眼で見える動きは小さいですが、沈めてからゆっくり上昇させるときもローリングします。また引いているときは腹フックがボディに沿って磁着してフックが目立たなくなります。それに回転軸に重量物であるフックが近づくのでローリングを助けます。小魚が弱ってアップアップしているようなイメージで設定してあります。
フェーズ2 中速域
シーバスで多用するスピード域ですが、ボディ姿勢が水平になるに従って見かけ上は大人しくなっていきます。重いシンキングミノーを無理に泳がせるためにボディに曲面を付けたり大きなリップにすることをせずに自然さを優先しています。この域のアクションはルアーの内部機構と外部の水流や水深による圧力の変化等に任せることにしました。上から見ると静止して見える時がありますが、横から見ると微かにドルフィンアクションしています。釣れるときは大体流れが絡んでくるのでタダ巻きでも油断アクションが生まれます。
フェーズ3 高速域
スピードが上がりボディ姿勢がわずかに前かがみになると、明確なウォブンロールでアクションします。青物に常用するスピードになりますが、フェーズ2の中速と交えることによってアクションに自然な変化が加わります。くたびれるほどの高速で引かなくても十分魚を誘えます。また腹のフックの磁着状態によっては左右に傾く時がありますがランダムなので気にしなくて大丈夫です。
フェーズ4 沈降時
このルアーはフックの無い状態では平行姿勢で沈んでいきますが、何かしらのフックを付けると後方重心となりお尻から素早く沈んでいきます。投げて着水後、すぐに引き始めれば比較的浅場も引けますから安全な所で確認してみて下さい。着水後軽くあおってシステムを作動させ、そのまま弱テンションフォールさせると尻が頭となってローリングしながら沈んでいきます。落とし込みによるヒットが望めるので油断しないようにしてください。
番外 自由なフック選択
このルアーはST46の2番の重量以下で純正指定と同じ取り付け方向であればどんなフックを付けてもアクションを損ないません。同重量のシングルフックにすれば相当な大物にも対応できます。反対に刺さり重視で細身のフックを付けられるし、極端にはフック無しでもいけます。映像でフックが目立たない事の自然さをご覧下さい。裏技としてフックを全て取り去り、平たい腹側にマジックテープの♀を張ると惨い根掛かり場所でも魚の反応や海底地形を確かめられます。また柔らかい釣りを心掛けるとフックが無くても手元まで魚を寄せてこれる場合があり、意外に楽しいものです。
番外2 リップを取ると
もしもリップが損傷してもルアーを捨てないで下さい。左右均等に削り直すか、全く取り去れば、高速では破綻しますが、中低速域でS字を主体とした派手な演出が可能になり、泳層は引いている限り浅く、派手なシンペンになります。
さらに深掘り説明へ
フェーズ1極低速~低速深掘り
このルアーを作るにあたって、まず単純な形でも良く動くシンペンとして作ってから、それをあえて安定させるためにワイドリップを付けています。だからリップを取り去ると限界までエッジを細くした頭部がフィンの代わりとなって乱れるほどのS字ロールします。リップで安定? リップって泳がせるものでは? ワイドリップは空気を整流して飛びにも貢献しますが、程良いリトリーブ抵抗があり、またルアーの姿勢制御に都合がよいのです。低速時には姿勢が立っているのでリップ角度は鋭角となってわずかな入力で動こうとします。そして腹部に平たいところを設けて水流を受けることとリップで発生する逆の力とを対抗させて重いボディを超低速でもローリングさせているわけです。
フェーズ2中速域深掘り
上から泳いでいる姿を見るとほとんどアクションしていないように見えます。しかしこれは派手に動こうとするボディをワイドリップで無理やり抑えている状態でエネルギーに満ちています。水流等の外力を受けた際は適度に揺らぎ、微振動球と淡いドルフィンアクションが生物であることを主張します。微振動球はわずか1.4gしかありませんが、想像してみてください。
32gのルアーを私たちの身体として換算すると、たとえば体重64kgの人が2.8kgの鉄球を口の広いラーメンの器に入れて持っているようなものです。(他の4球は口の狭い普通の丼器の中で3kg~8kgの鉄球が常にグラついている状態だが安定方向に共振するように配置してある) そのグラつくラーメンの器を持って真っ直ぐな白線上を歩いたり、走ったりすることはできるでしょうが、そんな物を抱えていない人と後ろ姿を比較して想像してみてください。捕食者にとって襲いやすいのはどちらでしょう?
魚は派手な動きのルアーにも、時に動かないルアーにも反応するので、ジャークとかドリフトとかの一見真反対の演出方法があります。それに一般によくある映像で見る浅場のリトリーブのルアーアクションならK2F等でもできます。その部分で同じことをさせてもシンキングを選んだ意味がありません。深場での挙動は水圧とライン角度が変わるので別物です。バリエーションが加わったものとして試してみて下さい。
フェーズ3高速域深掘り
このルアーを全く説明無しに持てば、このスピード領域が得意だと思われるでしょう。ボディが長い割に中央を支点とする綺麗なウォブンロールをするからですが、ワイドリップによる安定性ゆえ水圧の低い浅場でジャークしても横方向のスライドとかはしにくくなっています。代わりにスピード変化だと普通はアクションが大小になるだけですが、これはフェーズ2の中速とのスピード変化だけでアクションそのものが変質します。特に青物相手には速目の大人しい動きから手に明確にブルブル感の伝わってくる領域を意識して生かしてもらえれば極めて自然な小魚になります。
フェーズ4沈降時深掘り
せっかくシンキング専用機を作るからには素早く沈ませることができる後方重心を選択しました。ワイドリップは尻から沈んでいくと今度はリップの裏面でスクリューのように水圧を受けてローリングを補助します。そして深く沈めてから引く場合、当然ライン角度も立ちます。問題はこのときルアーを安定させてくれる重力の方向が斜めになることです。リップがあればある角度まではシンペンよりは安定しますが限度があります。極端に言えば、垂直にジグのように落としてから引けばミノーを安定させてくれる真上からの重力がゼロになるので泳いではいますが回転してしまいます。見えるところまで引いてきたときは普通に泳いでいますから分かりづらい。だから相当安定させたミノーでライン角度をある程度寝かせないと、見えないほどの深場では不自然な動きとなります。深場でミノーでの成績がジグに及ばないときが多いのはこのせいだと思っています。大人しいフェーズ2でやたら複雑なことをしているのも、ライン角度が立っていてもよい限度を少しでも広げて自然さをキープしたいからです。
番外Gシステム深掘り
Gシステムはゼロ発進を回避するものでもあります。例えば自動車でも停止から動かすには多大な力が必要です。それがわずか数センチでも動き始めていれば後は人間の手でも押して動かせるのです。ルアーではその力はわずかでも切っ掛けとして使っています。それに数十メートル先で時間差をもって任意に作動できることは色々と可能性を秘めているのですが、今はコスト上規格部品しか使えないのでできることが限られています。打ち出し球が力を伝えた後、(この時点で主要な役割は終えている)約1cmの間で頭部の磁石でキャッチできるまで減衰させることができれば、微振動球という機能も追加できるはずと思ったのが困難の始まりでした。弱すぎれば論外だし、強すぎれば弾き返されて元に戻ってしまい第二の加速器が発動して後ろの球まで弾くことになる。毎回パワーや球の軌道が異なる上に磁石の強さも微妙に違うという変数だらけのものを飲み込んで目的の機能を発揮させる設計を要求されました。いつか専用部品を手に入れて理想を追いたいものです。
注1 打ち出し球が微振動球に変化するのは100%ではありません。持ち方、角度、パワー、水の中と外では中を優先、等の違いの組み合わせでたまに前の磁石でキャッチできないことがあります。それでも第二のガウス加速が起きないまで減衰されていれば許容範囲とさせてください。
このルアーの持つ性質は以上になります。想像力を駆使して遊んでやってください。もしも性質を覚えるのが面倒なら、先入観こそ邪魔なので上から見えるルアーの動きは無視して、通したい泳層とポイントを意識して、根掛かりしないようにトレースするだけで良いと思います。K2Fで歯が立たないときにでも使ってやってください。今まで会えなかった魚に会えますように。

取扱いブランド一覧

ア行
カ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行
マ行
ヤ行
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全国一律:480円
※沖縄県、離島は別途追加料金
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